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ご存知の方も多いかと思われますが。一応紹介致します。

ホットスタッフと全然関係ないようにも思えますが。来訪者様におきましても、当然日本でオモチャ(ドール)を購入する訳ですので。
日本のドール業界の、何と言いましょうか、内情のようなものを綴っておきたいと思います。

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「ホットスタッフが家にやって来る!。」ページで、「輸入品(台湾製ホットスタッフ)」に付いてコラムを記しましたが。
これに対して、国内の「事情」を綴ってみるしだいです。
極めて「偏った」内容。ほとんどホットスタッフと関係なくなっていますので、まぁ・・・。あまり読む必要も無いと思いますが。

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オモチャ業界の事件で言えば、「T.J GrosNet」事件の方が、より消費者に関わりがあるようにも思えますが。
あのような無茶な事件が、今後再び起こるとも思えませんし。

今後の事を考えれば、「オビツ」「ボークス」の関連事象の方が重要だと考え。今回取り上げてみました。

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「アゾン」にオビツ製作所が供給し、「ボークス」に「造形村」が素体をそれぞれ供給しているという事から。
オビツ製作所自身も販売していますが、「オビツ・ボディ」と「ボークス」が、日本の二大ドールメーカーと言って差し支えないでしょうか。

GIジョー・アクションフィギュア系の「クールガール」との時系列や、オビツ・ボークスの前後関係は良く知りませんし、知りたくも無いのですが。日本国政府公式記録として。


事件   「平成 17年 (ネ) 10060号 損害賠償等請求控訴事件 」「平成 17年 (ネ) 10064号 損害賠償等請求附帯控訴事件」

控訴人・附帯被控訴人(甲事件被告・乙事件原告)   株式会社ボークス

訴訟代理人弁護士   坂田均,草地邦晴,稲山理恵子

被控訴人・附帯控訴人(甲事件原告・乙事件被告)   株式会社オビツ製作所

訴訟代理人弁護士   上野格,田見高秀

裁判所   知的財産高等裁判所

判決言渡日   2006/01/25

権利種別   不正競争

訴訟類型   民事訴訟

主文

1 控訴人・附帯被控訴人の控訴に基づき,原判決主文第1項を以下のとおり変更する。

控訴人・附帯被控訴人は,被控訴人・附帯控訴人に対し,230万円及びこれに対する平成14年11月11日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。

2 その余の本件控訴及び本件附帯控訴をいずれも棄却する。

3 訴訟費用は,第1,2審を通じてこれを2分し,その1を被控訴人・附帯控訴人の負担とし,その余を控訴人・附帯被控訴人の負担とする。

4 この判決は,主文第1項に限り,仮に執行することができる。


と言う記録が残っています(アスターミューゼ株式会社提供)。

原告「株式会社ボークス」。被告人「株式会社オビツ製作所」。
という事で。つまりボークスが、オビツを「訴えた」。という記録です。

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自身は社会人になってから、長らく「アニメ」や「おもちゃ」から遠のき。
その間も時々、独自にシリコンゴムやジェリージェル等で「細工」をしたりしていたのですが。2000年頃から「球関節ドール」を知り、ボークスを見に行ったりし始め。
つまり再び「おもちゃ」業界を見るに至ったのですが・・・。

学生時代まで「ドップリ」浸かっていた、「鉄道模型」「プラモデル」「ガンダムプラモ」等とは違う。
言葉は悪いのですが、一種「異様」な雰囲気に少々驚き。

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←株式会社ボークス(秋葉原)。

抵抗・コンデンサ・エッヂング基板。電子の街秋葉原が、いつの間に・・・・。

正直、浦島太郎の気分を味わいました。
でも。何だか「ワクワク」、見るだけでも面白そうですね。

この時は「なる程、これもイメージ戦略の一種か・・・」。等と勝手に納得していたものです(笑)。
しかしこの直後にこのような事件が起こった事は、この「雰囲気」と関係が有るのか無いのか?。です。(と。感じたしだいです)

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自分は「製造業」の業界からしか、これら状況を「推し量る」事は出来ませんが。
あくまで客観的・傍観的に。この方向から言わせてもらうと。

「遊戯関連の製造は注意を要する」。

と言うのが製造業、殊更筆者の在籍していた「プラスチック成型」業界では常識でした。
まぁここで述べている「遊戯関連」とはズバリ、「パチンコ」なので。「おもちゃ」と同じとは言い切れませんが。同じような「生産体制」を擁している事は確かです。

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例えば「自動車関連」等の製造は、毎年明確な「生産体制」「生産計画」が立案され、極めて効率的に生産・販売活動が行われています。
恐ろしく露骨な、悪い言い方をすれぱ、「消費者は、生産者の原理の上で踊らされている」。という側面も無いとは無いような。ともいえます。

一方の「おもちゃ」業界の内情は大分異なります。
これは「おもちゃ」に限らず、先の「パチンコ」、「化粧」、「健康具」。果ては「アイドル業界」に至る。いわゆる「人気商売」と言うものは。

そもそも「やった者勝ち」という側面を持っており。
また逆に、「人気が落ちてもなお続ける必要性が無い」という両面を持っています。

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もっと具体的に言いますと。「パチンコ台の生産は、出たとこ勝負」という事です。

パチンコ台のプラスチック製品の場合。「もうすぐ大量発注が出るぞ!」と囁かれながら、その舌の根の乾かぬ内に「立ち消え」してしまったりするのです。

そう。
「人気商売」故。人気が無くなった後にも作り続けるのは無意味なのですね。

自動車だって「道理」は同じ?・・・。
自動車は元々「国策」の一環でもあり、「無くてはならない物」ですし。極めて人気の低い自動車でも、「奥の手」。

最悪「社内販売」という、自給自足策も存在するので。
「人気商売」と比べる「土台」が違うのです・・・。


(↑左 映画「アマデウス」 コンスタンス/WA.モーツァルト 右 映画「マリーアントワネット」 ルイ・オーギュスト(16世)/マリー・アントワネット)

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最近のドールの意匠の中心は、ズバリ「ゴシック・ロリータ」です。

時代遅れの自分などは、「モンチッチ」「ミッフィー」「ミッキーマウス」など。もっとシンプル・デザインのイメージがあったのですが。
いつの間にか、徹底的な「フリフリ」ゴスロリ(笑)。「ロココ調」意匠になっていたようです。
(まあ昔から「キャンディー・キャンディー」、大人では「宝塚歌劇」などはありましたが)

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ちなみに(脱線)。

作者は割と歴史が好きですが。この時代は、注目すべき時代でした。
現代世界の中核をなすアメリカが独立し、アラブ系との対立も下火になり。何より列強の世界支配構造が明確化した事により。

「現代世界そのものが完成した時代」と言って良く、まさに世界が「唸りを上げて」動き出そうとした。そんなダイナミックな時代でした。
(もちろん日本も開国し、正に富国強兵を謳い始め。世界の潮流に乗り始めた時代です。)

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と。言う訳で(何が「と言う訳」なのか良く分かりませんが)。

あえて「結論」は出さずに終わりにします。

「なぜ訴えたのか?」。

逆に、「外国製品の意匠登録・著作権に対してはどうなるのか?」。

鍵は例えばここにあります。実用新案と異なり、意匠登録なので何とも言えません。
「こんなに違うのに、なぜ訴えるのか?」とか、「こんなに似ているのに大丈夫なのか?」とかあるからです。

例えばバービーを元に作ったリカちゃん人形は、訴えられても、それ程不思議ではないですよね・・・。けん制の意味でも。

「リカちゃん人形はアメリカに輸出していないから?」。

そうとは限りませんよね。

「思惑」「戦略」「情報操作」。色々あるんですね。

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編集後記。

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あえて「終わった」という言葉は使いません。
生き物と違って、「物」とか「時代」というものは。いくらでも「再生」とか、繰り返すものですから。

ここでは「転換点」と表現します。

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これは、なんの根拠も無い。作者が勝手に、チョッと思った事ですが。
秋葉で「世界のスポーツシリーズ・アウトフィット」の、「赤い国のユニフォーム」だけが大量に売れ残り。
このユニフォームが発売され。

「クールガール」。

これの一つの転換点を迎えている気がしますね。

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ロボットのような球関節素体と違う、シームレスの「ファイセン」や「ホットスタッフ」が発売され。

後を追うように、ミリタリー系ではない。「エレガント」、「美しい」、「可愛い」等の。
女性的アウトフィットの発売の「ラッシュ」が、ここ数年続きました。

これを見て作者は、「女性の美しさを完全表現できるアクションフィギュア」の時代が来る。と、思いました。
国産アウトフィットにしろ、外国企業で生産するにしろ。です。

確かに美しいアウトフィットは数多く発売されました。
このドールズフィギュアなど、このデザインでこの値段は素晴らしい限りです。

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しかし一方で、肝心の「フットウェア」が皆目だったり。ヘッドパーツ等の、パーツ類に互換性が無かったり。
これは穿った見方かも知れませんが、顧客の抱え込みや、本体を安く売ってパーツで儲ける等の。

少々露骨な販売戦略を感じずにはいられません。

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対外的鎖国状態を続け、内需の方では、家庭用ゲーム機販売不振の深刻化に打つ手を見出せないオモチャ業界。
こことは関係ない、別のコラムで示しましたが。日本人はどうも。

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調子が良くなると。「ドイツに追いついた、アメリカを追い越した」と粋がり。

調子が悪くなると。「アメリカの借金の方が多い、ヨーロッパの方が官僚制だ」。

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等と、言い訳に奔走します。

いわゆる「永遠の二番手」です。(揶揄ではなく、本当に日本の企業は「二番手戦略」を行っているのです。)

はたしてどの方向に向かうのか?尻切れトンボで終わります。

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