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← ドアの向こうは「法廷」。ビリーがロキシーに手を差し伸べ、「さぁ、サーカスの始まりだ(法廷は綱渡りのサーカス)」。

で。終盤。
「ロキシーの日記」が出てきて、法廷に「証拠品」として持ち込まれ・・・。

これにより。自分的に、劇序盤から浮かんでいたストーリーが、現実味を帯び始めます。

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何が「現実味」?

まぁ、観てた最中はそこまで細かく考えなかったけど。
もともと(劇中盤)。ビリーの敵役である「検事が弱すぎる」ってのが、自分的に引っかかっておりまして・・・。

ひょとして、ビリーのライバル出現とか。「いよいよビリーもピンチか!」って思っておったのですが・・・。
この問題も、意外とすんなり切り抜けでチョッと拍子抜け。

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← もはやビリーとロキシーの「舞台劇場」と化した法廷を、覆せるのはこの人「検察官」のみ。の筈が・・・。「意義あり!」の発言虚しく。判事に却下される・・・。

でも。これも後で思った事だけど。この期に及んでビリーのライバル(とかピンチ)を出すのは無理があるか?。
もっと早くから出せば出せるけど、そうしたら「作風変わっちゃう」しね。

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ヤッパリこの映画の作風からすれば、「ビリーのピンチを描く」より、ビリーが相手をやっつける、「痛快」さを前面に押し立てた方がベストか・・・。

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迎えた判決の日。有罪にならない事は確かだけど・・・。

← 結審して、誰もいなくなった法廷に。
ポツンと残り、ロキシーを待つ、ロキシーの夫「エイモス・ハート(ジョンCライリー)」。

結審後、すぐに新たな殺人事件発生! →
この物語は、こうやって永遠に続くのか?

誰もいなくなった法廷で、ロキシーを待つ夫。「お家へ帰ろう、ロキシー」。「元サヤ」に戻るのか?。
しかめっ面のロキシー。「舌打ち」まじりに突っぱねるロキシー。

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夫も帰り。法廷に残った、一人ぼっちのロキシーのシーンに、ロキシーの「歌声」がクロス・フェードされ。
映像も、「一人舞台」でステージ衣装をまとって歌う、ロキシーのシーンにオーバーラップ。

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「なるほど、コレでエンディングか・・・」。

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と・・・。思いきや。
イメージの中の舞台で歌うロキシーのシーンが、突如。現実のシーンで歌うシーンに変わる。

← 舞監(舞台監督)とプロデューサーとおぼしき、二人の男の前で歌うロキシー。

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突然現実に戻り・・・。「えっ?まだ続くの?」。
何だか「貧乏」そうだし・・・。という事は、脚光を浴びるため、まさか本当に「もう一度犯罪を?」。

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ロキシーのオーディションは失敗。トボトボ帰ろうとするロキシーを、何と「ヴェルマ」が迎える。

この後詳しく話しますが、観ていた時は正直。「どうしてヴェルマが?」。と、思いました。

← 「あなたとの腐れ縁を断ち切りたいのよ!」と。帰ろうとするロキシーを、無理やり引き止めるヴェルマ。

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観ていた時はその実、作者はヴェルマの事を勘違いしていました。これは大黒星(いい意味で、この映画を見誤った。)。

← ヴェルマ・ケリーを演ずる、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ。
パワフルなダンス。迫力の声量。少しハスキーな魅力的声質。

そして、常に「笑み」をたたえるような、美しいルックス。

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反面、劇中では。

監獄の中での、ロキシーの「先輩」。
しかも、話しかけるロキシーを邪気にする、「意地悪の先輩」として君臨し。

その後ロキシーがメジャーになると、影が薄れ。

ロキシーに「擦り寄る」も、結局突っぱねられ。

終盤、法廷にロキシーを糾弾するべく、検事の差し金として再登場する。
(ロキシーを有罪にするため、証拠品を法廷に持ち込む。)

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この「役回り」を観て作者は、ヴェルマを。
主人公をいじめる「意地悪先輩」。更には。この映画の「エンターテイメント性」を高めるため、「歌唱力・ダンス」を魅せるための。いわば「プロ・ダンサーの人」。(ダンス専門女優)と、思っていました。

ロキシーを見た時、「この子はダンスはプロではない」と感じたので。なおの事でした。

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実際。ここで紹介するに当たっても、劇中シーンでベストショットが見当たらず。仕方が無いので、特典映像の、「インタビュー・シーン」を使ってます・・・。

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変な話ですが。よく。
例えば「特撮物」には、「役柄もこなすけど、主にアクション担当。」という登場人物が登用されます。
「宇宙刑事シャイダー」では、主人公(シャイダーの人間の時(円谷浩=円谷栄治の孫))がアクションできなかったので。ヒロインがアクション担当でした(笑)。

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つまり。ここまで観ていた時点では、ヴェルマを「ダンス要員」と勘違いしていたのでした・・・。

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ヴェルマは、半ば強引にロキシーをパートナーとして誘います。あれっ。ヴェルマって、案外良い奴じゃんです。

ヴェルマも「ジリ貧」状態らしく、ストッキングはボロボロ。結局この誘いに、ロキシーは応えます。

作者の余談です。

特に面白いストーリーを観ていると。「このセリフ入れて欲しい」とか。観終わった後で。
「こんなパラレルストーリー(もう一つのエンディング)はどうだろう?」とか。しぜんとイメージを膨らませて見たりします。

ヴェルマは、妹と、妹に浮気した夫を撃ち殺して捕まったのですが。最後のシーンで、ロキシーを誘うとき。
「うまく行く筈無いわ、だってあなたの事嫌いだもの」と突っぱねるロキシーに。「それが邪魔にならない商売よ」と説きます。
結局、この言葉でロキシーは納得し。ユニット結成にいたる訳ですが。ここで。

ロキシー「お互いが相手を殺さなければね」。

と。言ったら、面白かったかな?と、思ってみましたとさ・・・。

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こうして、いよいよ迎える「大団円」。
ダブルアクターズ・ユニット。「元女殺人犯二人組み」の名で、大ブレイクする「ロキシー&ヴェルマ」。

観ていて「胸の空く」思いでした。「拍手ー!」でしたとさ・・・。

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ロキシー・ハート / レネー・ゼルウィガー

ヴェルマ・ケリー / キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

ビリー・フリン / リチャード・ギア

“ママ”・モートン / クイーン・ラティファ

エイモス・ハート / ジョン・C・ライリー

バンドリーダー / テイ・ディグス

キティー・バクスター / ルーシー・リュー

メアリー・サンシャイン / クリスティーン・バランスキー

マーティン・ハリソン / コルム・フィオール

フレッド・ケイスリー / ドミニク・ウェスト

ハニャク / エカテリーナ・シェチェルカノワ

ジューン / デイドレ・グッドウィン

アニー / デニーズ・フェイ

リズ / スーザン・マイズナー

ニッキー / チタ・リヴェラ

陪審長 / ロッド・キャンベル

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魅力溢れる映画「シカゴ」。
この他にも、「魅惑の映像」「素晴らしいダンス」「度肝を抜くシーン」満載。もちろん作者が、こんなところで語りつくせるものではありません。ぜひ観てください。

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おもしろい えーが、みーつけた。おわり。

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