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映画紹介「三連発」で、「コンピュータ・グラフィクス映画」をお送りしてきました。

しかして、当サイト作者の趣向は明らかに違うところにあることは、既に紹介させて頂いた通りです。
「CG映画反対!」では、もちろんないのですが。何と言いますか・・・・。

CG映画を観ていると、「心が乾く」。ということで。

久しぶりに自宅DVDライブラリから引っ張り出して、新しく¥1000で買ってきたワイド・ディスプレィで観てしまいました。
( 1680 X 1050 が千円で買えるとは、時代だなぁ。WSXGAとか言うんですよね。どんどん名前が長くなって、訳が分かんないっす。)

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不朽の名作。全世界の映画史上、最大級の制作費・興行収入を誇る。

映画「ベンハー」です。

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上記ワン・シーンも、もちろんCGではなく「セット」と、背景は「手書き」です。

これを観て、CG世代の人たちはどう感じるのでしょうか。

「ショボイ」?、「チャチィ」?。それとも「温かみがある」?。

当サイト作者は、「これだけでも、既に芸術」と思ってしまいます。

コンピュータ・グラフィクスでは「芸術」にはなりませんから・・・。

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全体の構成は、基本「時系列」であり。
「過去に、こんな事があったな。」的な台詞のシーンも、キチンと「説明ゼリフ」をはさんでくれるので。
「謎」的な部分はありません。

ただし、「二つの大きなストーリー」を並走させていて。
一方はもちろん、主人公「ジュダ・ベンハー」のエピソードで。もう一方は「複線」なのですが。
非常に大きく、何度も出てくるので、もはや複線の枠を超えており。なので、「二つのストーリー」とうたってみました。

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のっけのシーンから何と、複線の方のカットです。複線の主人公が生まれるシーンです。

場所は「ナザレ」。そう、かの有名なシーン。

実は、複線の主人公は「ジーサス・クライスト」です。


イエスの生誕を指し示す「星」が輝いています。

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長い長いエントランス・ミュージックが終わり、短い時代背景の解説が終わり。
待望の一幕一場が幕を開けると、そこはイスラエル・ナザレ。

馬小屋での生誕。
「父と子と聖霊」の三位一体説で、最後の神が生誕をとげた瞬間です。

「西暦」の始まりにして、新約聖書の起源がここにあります。

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この映画では、度々こうした「膨大なエキストラ・シーン」がありますが。
もちろん、すべて実写です。

チャールトン・ヘイストンの「特典DVD」で解説していますが。
確かイタリアの人を登用したそうです。

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大工業を営むイエスの父。
「息子はどうした、仕事をしないのか?」「しているよ」。

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仕事をするイエス。
ちなみに日本語でこの状況を説明するのは難しいように思えます。当サイト作者的に・・・。

「現在形」で「仕事をするイエス」と言っても、「これが仕事か?」と疑問が湧いてしまうし。

「進行形」では尚の事。

「過去形」では、「今このシーンは仕事を休んでいるのか?」「じゃあ仕事ってなに?」。

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と、なってしまうからです。
ですが、「これがイエスの仕事であり、それは物を作るのではなく、何かを「思考」するでもない。」。

この世を「救う」のが、仕事と言うか、使命というか。これも日本語では難しいですが、「ビー・トゥー」です。」

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二場はいよいよ主人公、チャールトン・ヘイストン演ずる「ジュダ・ベンハー」の住む地。
この地の「ローマ総督」が交代するシーンです。

左が前総督、右が新総督。

前総督「まったくこの地に住む住人は分からん、変な宗教(ユダヤ教)を信じていて、扱いが難しい」。
新総督「私が従わせて見せますよ」。

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実は新総督はジュダの幼馴染。

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左からジュダ、新総督「メッサラ」、ジュダの母、ジュダの妹「ティルザ」。

実はジュダはこの街の豪商で、立派な邸宅には幼いメッサラも馴染み深く。
メッサラ「この庭は・・・、この噴水は・・・・。」と思い出話に花が咲き、メッサラも家族同然で過ごした様子を伺わせます。

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美しくなったティルザにメッサラはプレゼントを贈り。
行く行くは本当の「家族」になることを予見させますが・・・・。

なんと二人になったメッサラは、ジュダに「ユダヤ人の宗教指導者を教えろ。」と迫ります。

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もはやメッサラは、昔のメッサラではなくなっていたのです・・・・。

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二人の険悪なムードは解消せぬまま、迎えた「旧総督の退官式」。

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屋上で様子を見るジュダとティルザ。
ティルザはジュダの心内など知る由もなく、参列するメッサラの姿を見ようと身を乗り出すが。屋根瓦の一部が崩落。

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瓦はなんと旧総督の目の前へ落下し、驚いた馬が総督を振り落としてしまいます。

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そして落馬した旧総督は即死。

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妹の罪をかぶったジュダはローマ軍に捕らえられてしまいます。

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留置場を脱獄し、メッサラの元へ詰め寄るベンハー。
駆けつけた兵士を立ち去らせ、メッサラは話に応じるが・・・。

ジュダ「家族だけでも助けてくれ、頼む。」、メッサラ「 Beg ? (頼む?)。俺もお前に頼んだぞ。」
(宗教指導者を教えてくれと頼んだぞ)

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説明的な一幕が終わり物語は二幕へ。
ユダヤの豪商から一変、奴隷(犯罪者)として連行されるジュダ。

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オアシスの水のみ場。
他の犯罪者が水を飲む中、監権官に目を付けられてしまったジュダは、水を取り上げられてしまいます。

このまま出発すれば死んでしまうことは明らか。
絶望に打ちひしがれるジュダ。

ところが、そんなジュダに水を飲ませる者が現れ、ジュダは一命を取り留めます。

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地中海を進むローマ軍のガレー船艦隊。

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模型を使って巨大な物体を再現しようとすると。物体の置かれている「媒質」の性質が重要だとされます。
「慣性抵抗力」を「粘性抵抗力」で割った数。いわゆる「レイノルズ数」ってやつです。

総じて、物を小さくして行くと「現象」の所要時間が減少します。

物体が小さくなると、「表面積の占める割合」が増え、この数値は減少し。所要時間が大きくなってしまいますが。
それ以上に、運動する距離が小さくなるので、「所要時間」が減少します。

このため、模型を撮影した映像は、「スロー」で再生するとリアルに見えるわけです。

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とは言えCGならば、そんな苦労どこ吹く風。
コンピュータの計算を、チョッといじくれば、簡単に調節できてしまうのですね。

だからコンピュータ・グラフィクスは「味気無い」と感じてしまうのです。当サイト作者的に。
この画像を見ても、味があると思いませんか?。

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ガレー船に乗せられてから、既に数年が経っている、という設定です。
この船に転属しましたが、この船はなんと、「提督」の船。

漕ぎ手を視察する提督、ジュダに目を付け。「良い目をしている・・・」と、お決まりのパターン。
ジュダは提督にこの後、目こぼしを受けることとなります。

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