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さて、今回のトリアージュCATEGORY ZERO は。死亡判定からの蘇生。究極の治療技術です。

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インデックスでも記載の通り、ホットスタッフは生きていないので、そもそも「死亡判定」の必要が無いのですが。
一般的に、ホットスタッフの「指骨折」というのは修復不可能とされるため。これをもって「素体死亡」と、勝手に定義させて頂きました。

指を骨折させてしまった方ならご理解いただけるでしょう。折ってしまった瞬間のショック。「やっちゃったー!」。もう。文字通り「後の祭り・・・」。ホットスタッフ素体に「ごめん!」っと、いくら謝っても、二度と直りません・・・。

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本カテゴリ注意事項(必ずお読みください)

この記事は初心者の方が試みることを、申し訳ございません、硬くお断り致します。
軽い気持ちで試すと、シリコンが決壊して、作業台がとんでもない事になったり。最悪、ホットスタッフと「型」が癒着して、「ホットスタッフ全損」になりかねないからです。

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あなたのホットスタッフが、シリコン型の中に埋まって、取り出せなくなってしまうのです!!。

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その点では、いくらガレージキットの「かたどり」経験をつまれた方でも。
ホットスタッフは「無発泡ポリウレタン(レジン)」ではなく、「シリコン」のため。慎重に、計画を立てながら進めないと、失敗する確立が高いです。
そもそも「離型材」と「バリヤー・コート」は違うのですから。

とは言え・・・。
成功した時の感動は、「一入(ひとしお)」どころか。「一万しお」です。作者はいま猛烈に感動しております。
作者「チヨミの指が治った!」 チヨミ「よーし。アクションフィギュア本領発揮よ!。拳銃わっと」 作者「えーえー、持ってください、拳銃でもハンドルでも」。

あと・・・。考えてもみれば・・・。
この治療を行うためには。そもそも「材料費」だけでも、本体並みにかかってしまいます。ビザールクイーン様の「検落ち」より高く付くかもです。
つまり。「買ったほうがまし」のような価値観の方は、そもそも意味がありません。あしからずです・・・。

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それでは本題に入りますが。もう一つすみません、予備知識を記します。
この予備知識が無いと、本説明をお読みになっても、「なぜこんな作業が必要?」という、意味が分からない部分がありますのでご了承下さい。
(ガレージキット製作等をご経験の方は、その知識が逆効果な成りかねませんので、特にご注意下さい。)

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シリコーンゴムの性質・特性に付いて。

シリコンはCH3Si(OH)3等を単量体とする、「高分子化合物」です。
特徴は、色々なゴム性質樹脂の中では珍しく。炭素結合を持たない(無機化合高分子)ため、結合が大変安定していて。つまり劣化が少なく、耐水性・耐熱性に優れています。

単量体の基質が、「縮合」という重合反応(高分子化)を起こし。基質が鎖のように繋がり、「硬化反応」を起こし、シリコーンゴムとなります。
ちなみに、一般的に高分子結合の中に、立体構造が「動く(変形)」部分を持つ場合。固まった後も、その「動く」部分の結合が原因で、ゴムのように「グニャグニャ」柔らかい物質(ゴム質性)になります。

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ここで問題とするのは「縮合反応」です。
とはいえ縮合反応そのものは珍しいものではなく、身近な例では。本サイト「ポリウレタン加水分解」ページでも取り上げた、ウレタンの重合反応もそうですし。
そもそも、私たちの体を作る「たんぱく質」も。アミノ酸と呼ばれる基質が縮合によって繋がる高分子です。
(基質がアミノ酸の場合の結合を、ペプチド結合とも言い、この種の高分子を「ポリペフチド」といいます)

シリコンゴムには、ご存知のようにシリコーン・シーラントのような「一液性」と、ガレージキットで使われる「二液性」があります。
(「粘土シリコン」のように加熱するタイプもありますが、これは付加反応というもので、ここで取り上げているものとは別です。)

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二液性シリコン(「かたどり」用シリコン)の場合、シリコンの中に「物」を埋め込んでも。その物(「かたどり」する物)にシリコンが癒着(くっ付く)することなく。
通常は、「容易に取り出す事」ができますね。

ところがシリコーン・シーラントのような一液性シリコンは、ご存知のように、他の物質との癒着性(接着性)が強く。
例えば水槽のガラス(ケイ酸化合物)やアルミ等に、「強い接着力」を持ちます。

実はこの、シリコンの持つ「接着性質」については、未だ詳しい事が解明されていないのですが。
縮合反応を起こす時、接着する物質の表面のOH基と電気的に「引性(水素結合)」を持つのではないかと言われています。
(二液性の場合、電気的引性を示す反応部位を、「硬化剤」が満たすため、引性を示さない(接着しない)という事のようです。)

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結論として。

今回の事例のように。
一液性シリコンを使って「かたどり」作業を行うと、他の物質(素材)と「癒着する危険性」があるということです。

それからこれは、大変に興味深いことで。今回の作業で気がついた現象ですが。
一液性シリコンも、液状着色剤を使うと、硬化したとき二液性と同じ特性を示す。つまり、「一液性なのに接着力が無くなる」という事です。
CATEGORY2で着色剤の記事を載せましたが。この時記した、着色剤の説明書に書かれた「縮合」の意味ですが。つまり着色剤が一液性シリコンの「硬化剤」の役目を果たすようです。

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このような特性から生じる問題点。

いわゆる「離型材」が問題になります。
まず、いわゆる「シリコーン・スプレー」は使用不可です。さらに、よく模型店で売られている離型材も、ガレージキットの、レジンとシリコンの離型を目的としているため。
厚く塗れば「大丈夫な場合もあります」が。経験上、シリコン同士だと「癒着する危険」があります。
(しかも一液性は、さらに接着性が高いので、大変危険です。)

つまり「バリヤー・コート」は離型剤の代わりになりますが、離型剤はバリヤーコートの代わりには、必ずしもならない場合がある。という事になります。

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「バリヤー・コート」の特性。

バリヤーコートは、通常は液体(シンナーのようなサラサラしている)で、シリコン型に塗って使用するため。
「塗装」。もしくは、自動車の「ガラスコート」のようなイメージがありますが。実は「極めて小さいビーズ」のような粒々が溶液に入っていて。
これが母材と型との間に入って、いわばベアーリングのような働きをして離型します。

つまりイメージ的には、「お餅」にまぶす片栗粉のようなものです。
ですので、いくら塗っても。何度か型抜きすれば無くなってしまいますし。塗った後に物がぶつかると、その部分のコートが取れてしまいますので注意が必要です。

通常の「かたどり」なら気にならないのですが。
今回は主剤が一液性シリコンで、その上、骨格を埋め込む。つまり「インサート成型」なので、ことさら注意が必要です。
型と母材の癒着はもちろん。骨格にコート材が付着して、シリコン外皮が骨格から剥離する危険性もあります。

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文字の記事ばかり長々とつづって参りましたが。
重合反応の記事はともかく。ご理解の上で作業の開始に当たりますことを願います。

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さて治療記事に入ります。が。もう一点だけすみません。
前置きを長々とつづりましたし。この「ホットスタッフ・ホスピタル」の他のカテゴリの記事も、「文字の多い記事」にてお送りしてきました。

しかして、このカテゴリ・ゼロというのは高難易度で。
なおかつ、もともと「複雑」な作業のため。細かく説明すると、大変に長い記事になり。それこそ、この記事だけで、本が一冊出来てしまいます・・・。

なので。
この記事に関しては、申し訳ありませんが「内容が分かる方」のみを対象とさせて頂きます。

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← 「在りし日のチヨミ」ならぬ、「亡き日のチヨミ」。指が四本折れています。

それにしても。話は変わるのですが・・・。
「 chibaac 」様が日頃難渋されているように(ご自身のブログで削除される)。人形のくせに局部修正掛けなきゃならんとは・・・。面倒ですね!。
(ついでにこの方面の当サイトポリシーと致しましては。商品(ホットスタッフ)の紹介は、「正確さ」を記するため「販促(販売)写真のまま」で。自分が撮った写真は修正するという形をとっております。)

でもこういう趣旨(裸体で作業する)の記事で修正するのは本当に面倒ですね(笑)。
だって、加工するとき「有機溶剤」とか使うので、「服を着せておくわけ行きませんし・・・」。
作者「まったく、エロい体だ」 ドール「・・・。」「私いっつも思うんだけど。そういう「発言」が悪いんじゃない?」 作者「うぉ、核心部グサッ!」「ヒューーーーン(墜落)」。

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で。
治療するのは二体目の「チヨミ」ですが。実際に型を取るのは。作者手持ちの三体目素体「ナオミさん」です。

骨折してても、結局「かたどり」するときは型に固定するので。べつにチヨミ本人でも構わないのですが、一応、最も指先にダメージの少ない素体で取ります。

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とは言え。ダメージのある素体でも、作業上は大差ありません。
なぜなら。どっちにしろ出来上がってから、「ヒケ」とか修正しなきゃならないので。
(母材を封入する時、全く圧が掛けられない上。母材の粘度(粘性)が高いので、出来上がってからの修正は、恐らく「必ず必要になる」と覚悟したください。)

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序章。

一応の「成功」を収めたので。本来この記事は必要ありませんが。
まずは「試作品」を作ります。

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この状態(この時)では、作者自身、成功するか否かは半々程度と考えておりました。なにせ「不確定要素」が多かったので・・・。

一液性シリコンで「かたどり」出来るか?。
針金骨格はうまく行くのか?。
針金骨格を本体骨格に取り付ける事が出来るのか?。

等など、問題点山積みでした。

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← 「かたどり」作業の、いわゆる「セオリー(定石)」通り。まずは片面、型を取ります。

パーティングの作り方も普通どおり、油粘土です。

次にもう片方かたどり。 →

ところで。
先ずは試作なので、「かたどり」用シリコンではなく。お手軽にブルーミックスを使います。(以前「バーチカル・シリコンを紹介しましたが、これはもう販売されていないようです。)

もちろん。
ブルーミックスも、普通のシリコンと成分(性質)が違う可能性があるので。ホットスタッフの見えない部分で、試してみます。(コート材塗って、チャンとはがれるか?)

作者「見えないとこって?」 ドール「きっさまー!」「せっかくの記事が台無しじゃない!!」
作者「ごめんごめん、最近ほとんど反射的にコメント入れる癖が付いちゃって・・・。」
ドール「・・・見限るか。いい機会だし。尊敬の頂点での「破局」。」「よくある事だわ」
作者「お願い!勘弁、それだけは。お願い、捨てないでー。」 ドール「・・・」。

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← さておき。上から。

○ 試作用の「インサート(骨格)」を、サラッと作って。まずは着色しないで、シーラントの半透明のまま成形してみます。

○ 硬化剤を使わないので、相当長時間の硬化時間が掛かります。


↑ チョッと硬化時間が足りませんでした。

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硬化時間が足りませんでしたが、この試作で確認したかった判断材料は全てクリアーすることができました。

即ち。
骨格の硬さ(ポーズの付けやすさ)。
外皮(シリコン)の強度。
シリコン・シーラントの成形性(「す」の入り具合、または「ヒケ」具合など。)。
外観(特に表面のシボ(質感)の具合)。
等です。

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さらに、思いのほかうまく行った(予想以上)事として。シリコン・シーラントと骨格が良く接着されていました。

ホットスタッフのもともとの骨格は、ご存知のとおり。しばらく指を動かしていると、外皮が剥離してしまいます。
ところがシーリング剤の接着力が強いため、ポーズを取っても外皮が剥がれなかったのです。

この時はそれほど気にしませんでしたが。後ほどこの効果がハッキリと表れてきます。

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型おこし。

「かたどり」する時は、写真のように。ホットスタッフを、丸ごと乗せられる手術台があると大変便利です。

さて。
これでかたどり用シリコン(今回は使う量が少ないので、軽量しやすい「ウエーブ・シリコン」を用意しました。)を流し込む、型枠をつくる訳ですが・・・。
ブルーミックスの「かたどり」精度が思った以上に良く。「これで本型も取っちゃうか・・・」。という、悪魔の囁きに負け、ブルーミックスで取ることにしました。

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← 上から。
○ 位置決め用のガイドピン穴も開けておきます。
○ シリコンの入りにくい部分を優先して。今回はガイド穴から、いよいよかたどり開始。
○ 粘土状シリコンで精度良くかたどりするには、このようにチョッと面倒な作業が必要です。
○ いよいよ半型完成です。

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ブルーミックスについての余談です。

今回は試作型のみに使おうと思っていたので、一番小さい「50gセット」を使ったのですが。
色々試したせいもあり。この時点で50gセットが使い切りとなりました。

シリコンの硬化剤は、「量が少ない」ほど配合が難しくなります。
(総量が少ないので、逆に誤差が出やすい。)

一応、最後のシリコンを両方(主剤・硬化剤)計ってみたところ。3割ほど違っていたので。
ブルーミックスというのは、案外、配合割合が狂っても大丈夫のようです。
(とは言え、出来る限り等量を心がけましょう。)

それにしても・・・。
ブルーミックス恐るべし。涙が出るほど簡単にかたどりできますね。

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さて。
通常は、この後。もう半型を「かたどり」するだんのタイミングで、「バリヤーコート」が登場する筈なのですが。
それが「落とし穴」。

そうですね。
最初の半型を取る時点で、ホットスタッフ本体と、ブルーミックスとのバリヤーが必要なのですね!。

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ちなみに今回は、エポック社の「ケムシール」というバリヤーコート(離型剤兼)を使いました。良く振って使いましょう。

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粘土をはがし、もう半分の型を作ります。
通常。「かたどり」用シリコンは、硬化に何時間も掛かるので。ココまでの作業で、少なくとも一晩。
試作も含めると、一週間近く。さらに、作業が週末しか出来ない場合は。ココまでで、ヒョッとすると、一ヶ月くらい経過しているのが当たり前です。

しかして今回はブルーミックスのため、ココまでで何と一週間しか経っていません。(シーラントが固まるのに時間がかかる)

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こうして出来上がったシリコン型。
まぁ、一部「線」が入っていたりして、ミスった部分もありますが。「どっちにしろ修正しなければならない」ので、型はこれで完成です。

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もう一度試作を。



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← ブルーミックス・ソフト。 色のせいで不気味ですが。ポージングは良好です。
ブルーミックス・ソフトは液状なので、インサートを浮かすため、粘土で支えて成形しました。

ブルーミックス買い足しがてら、東急ハンズ渋谷店をのぞいて見ると。
「ブルーミックス・ソフト」というものを見つけ買ってみました。

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かたどり精度良好で、強度的にも軟らかさにも全く問題なく。
更には硬化時間も短いので、「これが一番良い」と言える代物なのですが。

ご覧の通り、色がもともと、文字通りブルーなので。
残念ながら使えませんでした。

(かなりの量の着色剤を配合したのですが、青色を消すことができませんでした。)

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更に。
この時点で、二液性シリコンが、骨格の針金と接合しない事に気がつきました。

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骨格。

いよいよクラーンケ、チヨミさんの登場です。ここからやっと、「治療計画」開始です。

← 最小限度切り開き、「取り付け」ができるか確認します。

どうやら自作骨格をボルト止めできるくらいのスペース、つまり「平ら」な場所があるようです。

「ままよ!」。とうとう骨折部分を切除します。 →
これでもお、後戻りできません。

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← 最初は骨格を一方方向へ接合し。
「柄」を付けて、この部分で本体に取り付けようと思っていました。

しかして作ってみると、「親指」というものは、思ったよりずっと手前(腕の方)から出ていて。

仕方が無いので、一本だけ反対から回す事にしました。 →

ところで。これは余談ですが。
考えてみると、この記事からすると、むしろインサート骨格の作り方の方が気になる方が多いでしょうか。
作者はもともと成形より金型なので、こちらの方が専門ですが。これを読まれている方は、「かたどり」好きの方が多い事でしょうので。

しかして自身あまり気にしなかった事もあり。
写真も撮っていませんし、ロウ付けの、「物凄く」簡単な作業なので、詳しい内容は割愛したいと思います。

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取り付けがうまく行きました。ここまで来れば「勝ったも同然!」。
なんだかジョニーデップの「シザー・ハンズ」みたいですね(笑)。パイレーツ・オブ・カリビアは観てないのですが(あ第一作は観た)。

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いよいよ成形。失敗編。

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いよいよ成形です。
針金(骨格)の長さを調節し、針金の形も、型に合わせて曲げます。

針金の形を整えた後、いったん本体を取り外して、バリヤー・コートを型に塗らなければなりませんし。
さらに。母剤(シリコンシーラント)に流動性が乏しいため、本体をどけた状態で母剤を型に塗り込まなければなりません。

なので。再び本体を型にはめ込んだとき。正確に位置が合うように、ホットスタッフ本体と型を粘土で固定します。

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開けてみると、本体と再生部分に、かなりの「段差」がありました。型閉めしたとき、だいぶ位置がズレれたようです。
かなり「ヒケ」た部分もあり、インサートが表面に浮き出た部分もありました。

段差を削り取って、修正を始めます。

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ところが・・・。

一液性シリコン、「シリコン・シーラント」を使ったのに。骨格と外皮が、全く癒着していませんでした。
このため指を動かすと、インサートが表面に浮き出た、外皮の薄い部分から骨格が簡単に飛び出してしまいました。

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なぜシーリング材は、骨格に接着しなかったのか?」。

作者はこの時、本当に訳が分からず、「キツネにつままれた」ような気分でした・・・。

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そうして考えてみると・・・。
原因として浮かんできたのが、「シリコン着色剤」です。

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もいちど成形。公的には成功編。

着色した一液性シリコンも、二液性シリコンに対しては、強い接着力を持つことは。 CATEGORY U でもご紹介した通りです。
「ならば、骨格に無着色の一液性シリコンを予め塗り。いわば接着プライマーとすれば良いのでは?」。

という名案が浮かんできました。

塗って乾かしてみました。

思ったとおり、シーリング剤は骨格に良くくっ付いています。

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前回、型を閉めてから位置がズレたので。

今回は半面だけで、まず成形します。

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もう半面を成形します。

それから前回は。

「型締め」も、手のひら部分だけだったので。

今回は、段差のできた、手首の辺りも締め付けます。

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ヤッパリ今回も段差が出来てしまいましたが、まぁコレくらいなら許せる範囲です(作者的には)。
型にもっとキツめに「はめ込む」くらいに、型を修正できれば解決できる筈ですね。もしくは、予め本体手首に、薄っすら母剤を塗っておくのも手です。
それから。前回( CATEGORY U )の足の時と異なり、意外と色合いが違ってしまいました。着色剤を入れすぎたかもです。

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大成功!!。と。思いきや・・・。

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喜び勇んで、早速拳銃を持たせて見たところ、親指がイキナリ(一回目のポージング)折れてしまいました。
自作針金骨格が弱いとしても、いくらなんでも、「一回目」で折れることはあり得ません。

母剤封入(成形)前の写真を拡大してみると。
どうやら、親指の付け根の針金が、「高温疲労」を起こしてしまったようです。
高温疲労とは、応力疲労等同様、金属結晶の結合力が、「疲労」を原因として低下する現象なので。正確には一回目で破壊した場合は、こうは呼ばないかも知れませんが。

親指部分だけは、反対側から「飛び出す」ように付けたため。バーナーを当てたとき、「親指だけ」、異常に高温になってしまったようです。
とは言え、他の指はうまく行っているので。ホームページへの公開上はこれで終了、と、なります。

後は、「ロウ付け」の時気を付けるとか。ロウ付け出来た後に、よく強度を確かめる。などの対処療法でいけると思います。
この記事をご覧頂き、制作意欲に火の付いた方におきましは。「健闘を祈ります」。

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編集後記。

この治療も、チヨミの指が初めて折れた時から構想していたので。相当古いものです。
「かたどり」や骨格の作り方等は、できる自信があったのですが、問題は「自作骨格を母体に取り付ける方法」だけだったと言えるでしょう。
あとブルーミックスのベリー・コンビニエンス!には、本当に感動しました。

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で・・・。これができると・・・・。

考えていただければご理解頂けると思いますが。当サイト「素体検証ページ」でも触れました、「可動ハンドの交換パーツ」が可能になります。
そう。指の骨折を心配することなく、いつでも交換できる、つまりは、「心置きなく」指の演出が付けられるのです。

実際、作者も当サイトの写真・シーン構成する上で、この指骨折が原因で残念な思いをしてきました。

それに。
他の素体の可動ハンドパーツを作る事も出来ますね。
作者も、いずれ「ジュバイ君(ホットトイズ・アドバンスドボディー)の可動ハンドを作ってあげよう」と思っています。

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それから、最後に。

これはホットスタッフ・イデションに対して、ある意味の離反にもあたるものですが。
当サイト作者は、メーカーと消費者の中立の立場を取っているという考えの下、記しますと・・・。

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もはや「アクションフィギュアそのものが自作できます」。

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作者は他の仕事上、1/6フィギュアより、もっとずっと大きな物を「かたどり」してきたので、大きさは関係ありませんし。
・・・・。例えば・・・。骨格だけ見れば、ファイセン素体の骨格は頑丈なので・・・。

そう・・・。

よく言えば、ファイセン・ホットスタッフ・ハイブリッド素体。
つまり、「ファイセンの頑丈な骨格」「ホットスタッフのリアルフォルム」「自作可動指」。

これらを「良いとこ取り」した、贅沢素体。悪く言えば「ずるい素体」が作る事が可能になってしまうのですね。

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最後の最後に。
最近、当サイトではサードシーズンへの関係上「最終回ラッシュ」を迎えておりますが。
このホットスタッフ・ホスピタルはサードシーズン・コンテンツなのに、いきなりこの時点で「一区切り」です。 CATEGORY 0 が完成しましたので。

とは言え最終回という趣旨ではありません。そもそもシリーズものではなく、「保存版」趣旨のコンテンツですし。
まぁ。追々、各カテゴリの記事を再編集して、「見やすいページ」に変更していこうと思っているしだいです。

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