category 2

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カテゴリ2は。
いよいよ「外皮縫合治療」の、最上級編です。トリアージュ表にも記載されている通り、外皮の「欠損」を伴う患部への治療。という事で。「再生治療」という事になります。

追記 4 jan 2015
トリアージュ・カテゴリ3でお話した。「全く痕を残さない縫合」治療方法を、追記しました。下のほうにあります。


カメラを「寒い作業部屋」から持って来て、すぐ撮ってしまったため、レンズが結露してしまいました。
(結露がモニターだけだと思ってしまいまして。撮りなおしたくとも、既にシリコン埋めてしまったので、これで我慢してください。)

通常、つまり本当の治療の場合。いわゆる「移植手術」の領域です。
まだ今のところ、いわゆる「万能細胞」が開発されていないので。本人の別の部位、例えば「お尻」とか「背中」とかから表皮を切り取り、患部に移植するわけです。

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余談ですが。
実のところ、いわゆる「万能細胞」というのは、既に発見されています。しかも何種類か。
(ここで言っているのは、今世間を騒がせている。「本当か嘘か」という事ではないですよ。)

発見されているのに「治療に使われない」のはなぜ?

実は、万能細胞から再生した器官(細胞)は、「癌化」しやすいのです。
さらに言うと、実は。「移植した器官・皮膚」も、確立から言うと他の細胞から比べて癌化の確立が高いです。

いわゆる「臓器移植」の場合、部位によって細胞分裂が遅かったり(癌化しにくい)、逆に極めて代謝の速度が早いために。癌細胞が組織化しにくい場合が多いのですが。
特に表皮細胞の場合。組織が薄い事や、メラノーマ発生原因のように、外界からの影響も受けやすいので。癌化の確立は無視できる範囲で無くなってしまうのです。

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今回もカテゴリT等同様に、いまだ結果が出ていません。つまりこのページもルポルタージュ・レベルの報告・情報という訳です。

とは言え。
今回は「成功確立の未定部分」が無いので。そのまま進めます。

とは言え。
今回使うシリコン顔料は。売り場のお姉さんの話では、「あくまで二液性用」という事で。「一液性」の、いわゆる「シーリング剤で大丈夫か?」という不安要素は残りますが。
まぁシリコン用だし大丈夫でしょ、って勝手な楽観的解釈から進めてみます。


ところが・・・。
顔料開けてビックリ。てっきりトナー(粉)かと思いきや、液体でした。

← 「二液性用」、シリコン着色剤。

しかも成分の分離の感じから言って、二液性シリコンの「母剤(主剤)」に似ています・・・。
しかも説明書読むと「縮合(加水分解の反対の反応)」の文字が・・・。

説明書はいかにも、英語テキストを「安いコンパイル(翻訳)を使って訳しました」的文書で。真偽の程は定かでないのですが・・・。
つまりは、母剤と同様に。この顔料自身も「化学反応によって固まる」可能性が出てきてしまいました。

つまりつまり、逆に言えば。「硬化剤を加えないと硬化不良を起こす」可能性が出てきてしまったのです!

ドール「毎回毎回問題発生、前途多難ね」 作者「まったくほんと。やっぱりカテゴリUは難易度が高いや」

ドール「で?」 作者「えっ?」 ドール「もし硬化不良起こしたらどうすんの?」

作者「・・・・・・。大丈夫だよ、キッと。希望を持たなきゃ、ね」 ドール「ダメだコリャ」。

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と、言う訳で。ドール「何が、と言う訳?」 作者「・・・。もうやるしかないよ、日本の公共事業のように、決まったら「やるしか無い」」 ドール「会話が成立してないし・・・もはや」。

進めましょう(治療計画立てましょ)。

まず患部ですが。
「開口部」が大変大きいので、「予め「押さえる」手段を考えておきましょう」。

シリコンを塗ってから、後んなって考える(エピメティウス)ではダメですよ。(糸を巻くとかね)

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それからもちろん、患部は徹底的に消毒(戦場じゃない洗浄)しておきましょう。(カテゴリVをご参考ください)

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さーて始めましょ。

← 顔料と混合割合が極めて小さいので、少し多めに母剤を出します。

良く混ぜましょう。 →

って。どうしてこの写真だけ、画質が悪いのか?他のペインター・ソフトで編集してもこうなってしまうので。
ひょっとしたら JPG の圧縮上、「赤」という色が原因?。

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塗り始めます。

思った以上に「色合い」が、ホットスタッフと合っています(ヒョッとしてホットスタッフと同じ顔料だったりして)。

ともあれ。
とかく「表面」の出来に神経を使いがちになりますが、肝心なのは「縫合」なので。
できるだけ充填剤を、「奥の方」へシッカリ行き渡るよう心がけましょう。

できました。ついでに周辺のパーティング・ラインも埋めてみます。

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余談ですが。
もうお気づきかと思われますが。パーティング・ラインが消せるのですから。この技術を応用すれば、ホットスタッフ(フォルム)の「改造」ができる可能性が出てくるわけですね。

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カテゴリVで取り上げていますが、硬化の際。患部を押さえる時は、「強く押さえない」事が肝心です。
やわらかく、患部に「少し隙間が開く」くらいの気持ちでくっつけましょう。

こういう時は、写真のような「孫の手」があると大変便利です。
(ピンチ(はさみ)で挟むと強すぎるので、二つの手で押さえるようにします。)

なんか遊んでいる人がいますが気にしないで下さい。

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とは言え、この手の道具は、買うと意外と高いものですし。普通の人は、このために買うのはチョッと気が引けると思うので。ここで提案があります。

「自由に手が動いて、状態を保持できる物・・・」。そう、「アクションフィギュア」。
まさにホットスタッフ自身で「持つ」のがベストですね。考えてもみれば。(持っている方の手がくっつかないよう気をつけましょう)

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という訳で。

遊んでいたバツとして、今回はセラに持ってもらいましょう。

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さて。

本文でも少し触れましたが。このカテゴリUの技術を習得すれば、大きな可能性が出てきます。
つまりホットスタッフ本体そのもののカスタマイズです。そこで最後に、応用技術をいくつがご紹介します。

とは言え、これはいわば「形成(美容)外科」治療となるので、このトリアージュ・ページでは詳しく取り上げません。
優れて「自己責任」分野ですので。まぁ、来訪者様の宿題と言いましょうか。「自由研究」と言うことになりましょうか。

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まず修復剤(シリコン)ですが。
普通はシリコンシーラントを使いますが、「シームレス・シリコン」を使えば。ホットスタッフ可動部分の、大幅強化ができます。

「ちぎれる」心配が無くなるのです!

それから。
「バーチカル・シリコン」を使えば。ホットスタッフのフォルムの「大幅改造」が出来ます。
バーチカル・シリコンは、粘土のように、流動性が少ないので。「手で造形」することができるのです。(詳しくはネットで検索してみるか、ご一報ください。)

そう、「胸だっていくらでも大きくできる」のです!

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さてさて。
もう一つ。今度は「色合い」の応用技術です。

人間の肌の色合いというのは、意外と再現するのが難しいもので。
実際、例えばテレビ・スタジオでの色合い調整も。何と人間の肌の色で合わせる事があるくらいです。(ゲイン調整は、ホワイトバランスはホワイトボード、色合いは人肌ですね。)

なぜ難しいか、理由があります。

実は人の肌の色というのは。単に一色によるものではなく。
「半透明の青色」の下地に、「赤紫(血液の色)」が二重の発色層を形成してるからなのです。

もともと動物の細胞というのは、色素が無いと半透明なのですね。
例えば「アルビノの魚」とかですが。大きな原因としては、細胞膜を形成している脂質「アセチルコリン(だっけな)」が透明だからです。

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これは余談ですが。
面白い事に、「昆虫類」の表皮細胞には色素がありません。

「そんなバカな、昆虫だって色があるじゃないか」。
実は昆虫の表皮は、極めて小さな溝(シワ)に覆われていて。表皮に当たって反射した光が。「干渉波」を作ってしまうため、色が付いてしまうのですね。
つまり「コンパクトディスク」なんかと同じなのです。

さておき。
シーリング剤のシリコンは、大体半透明ですよね・・・。

そう。つまり青く着色した「半透明」の層と、赤い色の層と。二重層にしてやれば良いという事になります。

← シリコン顔料は色々な色があって、実は買ってみました。これがど真ん中「血の色(ブラッド・レッド)」です。(青も買ってみました)

ヒョッとすると・・・。
作者自身、まだ試していませんが。こうやって二重層で表皮を作ってやると、ヒョッとするとヒョッとすると。

本物の「人肌そっくり」の、見間違うほどリアルな外皮が作れるかもしれません。

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来訪者様におきましても、自由研究の成果などお寄せ頂ければ光栄です。

ドール「ヤッター!。胸、大きくして!!」 作者「えー。小生はこれくらいの方が好きだなぁ・・・。」
ドール「そっかぁ残念」 作者「それに硬くなっちゃうよオッパイ」 ドール「そうかぁ、それはヤダなぁ」 作者「でせう」。

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追記 4jan 2015 「全く傷跡を残さない縫合手術方法」。


チヨミは骨折後、シャフトが外に飛び出ないよう気をつけていたため。外観上は骨折状況が見えません。

CATEGORY3 でチラッとお話した縫合方法をご紹介します。クラーンケは二体目素体「チヨミ」です。
一体目素体「ラハブ」と全く同じ場所、右足首複雑骨折です。

本来、骨折治療はCATEGORY2 の領域ですが。一応ザッと流れだけご紹介します。骨折治療(いわゆる「骨接ぎ」)の詳細は CATEGORY2 をご覧ください。
この治療は、最後の「縫合」記事以外は、既に取り上げた内容なので。「治療計画」は立てません。

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← カッターの刃を新しくして、患部と道具を念入りに消毒し。
切開を開始します。

先ずは最小限度の切開で、患部の様子を・・・。→
なんだか本当の手術の写真みたいですね。

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患部から取り出された・・・。再び登場、「かかとパーツ」です。この小さなパーツに、何度泣かされることやら・・・。
それにしても・・・。どうして「右足」ばっかりなんだろう?。

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← 「補強板は要らないかな?」と思ったのですが・・・。

ボルトを留めて、「何度も動かしてみると、何と、ボルトが緩む事がある」ことが判明!!。これでは危なくて、このまま縫合する訳には行きません。
仕方が無いので、外皮を大きく切り開き・・・。

前回同様に、補強板を取り付けます。

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さて。ここからが「追記記事」です。


「セメダイン株式会社」。「セメダインPPX」です。

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ご覧の通り。パッケージの接合可能材に、「シリコーンゴム」の文字があります。
この接着剤は凄いです。色々試しましたが、本当に「ポリプロピレン(ビニール)」がくっ付きました。

もちろんホットスタッフの目立たない部分に、別のシリコーンゴムの欠片をくっ付けてみたところ。うまく行きました。
「剥がそう」としても、強力に接合していて。結局、接合材(欠片)の破壊(ちぎれ)程の、接合強度を示しました。

実用的強度です。

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ただし、これは良くも悪くも「瞬間接着剤」です。

つまり、ほとんど「養生時間」ゼロ。つまり待つことなく「結果」が分かるのですが。反面。
硬化時間が本当に「一瞬」なので、治療痕の「出来」が。ほとんど「運任せ」になります・・・。

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「ままよ!」。

やってみました・・・。「・・・一般的には「失敗」となるでしょうか?」。
何度も接合部分の「押さえ方」を練習したのですが。接合部分があまりに「広かった」ため、段差ができてしまったのです。

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← そうは言っても。作者的には・・・。「一年ぶりにチヨミが自立できた喜び」で一杯ですが。

でも。
確かに「治療痕を残さず・・・」の公約は達成できませんでしたが。考えてみれば、これは大きな「可能性」を秘めていると、思いませんか?。

例えば「指先」とか。

もちろん、「小規模の亀裂」ならば。「押さえ方」は関係ないので、かなり高い確率で「傷跡無し」の縫合が可能。なのも、言うまでもありませんね。

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という訳で。今回は「セメダインPPX」をご紹介しました。

とは言え・・・。
実は問題もあります。この瞬間接着剤は、「難接合材」の接合の際、「プライマー」を塗らなければなりません。
もちろん「シリコーンゴム」もです。

ところがこの「プライマー」。「ペンタイプ」なのですが、先がかなり「太く」。
よく「暗記」に使うマーカー位の太さがあり、小規模の亀裂では。逆にプライマーを塗るのが困難になってしまう場合があります。

つまり「万能」ではない。という事になります。

残念ではありますが。
まぁ、「やり方次第」で大きな可能性を秘めていることは、間違いないですよね・・・。

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