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クラーンケは、二体目素体。「Ver.1チヨミ素体」です。

ちなみに三体目V2素体の、同じ部分にも(左肩)同じ症状が出てしまいましたが。
何と、V1とV2では。「外皮構造が異なる!」ようです。

後ほどご紹介しますが。患部を見た限りでは、V2の外皮は「二重構造」になっています。
そう、「オッパイ」部分と同じですね。でも体表の「硬さ」は、不思議と変わりありません・・・。

何故だろう?

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さておき。

治療には「消毒(洗浄)」が大切です。その実、縫合(修理)作業以上に重要です。
お風呂に入れて、中性洗剤でよく洗う(漬け置き)手もありますが、作者はここでは「洗浄スプレー」を使います。

弱電製造業の人で、「ソルミックス」をお持ちの方は、そっちの方が強力ですかね。
作者は、いわゆる「パーツクリーナー」を使いました。

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一般的に、シームレス素体(シリコーンゴム)修理には。「一液性シリコーンゴム」が使われます。

本当は体成分と同じ、二液性の方が確実だし。
その上「シームレス・シリコーン」を使えば、元々の強度より「強化」が図れます。

しかして、たった「数ミリグラム」のために二液性シリコン用意するのは大変なので。ヤッパリお手軽に、一液性シリコン。いわゆる「シリコン・シーラント」を使います。

「酢酸メチル系」が有名ですが。まぁ、「多分」どっちでも大差ないと思いますが。
一応匂い防止のため、「非酢酸系」を使います。

(この辺の「有効性」は、全く持って未検証なのでご注意さい。)

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と。思って用意したのですが。
こんなの(写真右)も持っていたので、今回はコッチを使ってみます。

3Mの「スーパー多用途」です。

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いよいよ塗ってみました。オペ実行です。

さてさてうまく行くでしょうか・・・。

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追記・・・。

24時間後・・・。

「おっ!。付いてる!」「・・・。と、思いきや・・・。」

「メリメリメリ・・・」。「ガーン!」「ダメか・・・」「普通のシリコンで試した時は、もの凄く良く付いたのに・・・」。

「・・・。と、思いきや・・・。」

患部の上部と下部はシッカリ付いていて、接がれる気配はなさげです。

・・・。でも・・・。「失敗」の文字が、頭を過ぎっております・・・。

最初から普通の「シリコン・シーラント」でやりゃよかったか?

もう一度、接がれた部分に塗ってみるか?

でも、「ドツボ」にはまる気もする・・・。

でも、既にはまってるか・・・。ならばもう一度?・・・。

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作者の葛藤は続きます。

と、言う訳で・・・。「もう一度やってみれ!」です。

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良く見ると、患部の周りには「亀裂の「予備軍」が多数存在しています。この「しわ」が、いずれ「亀裂」に成長する訳ですね。

つまり、ホットスタッフという素体にとって、「亀裂はある種「宿命」」と、言えるようです・・・。作者「はぁ」 ドール「ガンバ!」

はみ出して固まった接着剤は、割と本体と似たような感じだし。

「じゃあ、接合部分をピッタリ押し付けないで。つける時少し隙間を開けて、「充填」状態にするか・・・。」

「でも・・・。なんかヤッパリ「どつぼ」にはまっているような・・・。」

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と言う訳で。
患部に接着剤を充填し、更に、その周りの「亀裂予備軍」部分にも。薄っすら塗ってみました。

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結果はまた後ほど・・・。
(ライトで患部を照らし、「ほのか」に暖め。クラーンケ「チヨミ」は「療養中」。です。)
作者「ヤッパリ、失敗かなぁ」 ドール「ヘーキヘーキ、わたしアクションフィギュアだもの」 作者「涙涙・・・」。

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追記PARTU

さらに24時間経過・・・。「大丈夫げ」です。

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思いっきり腕を上げても開きません。
まぁ縫合手術部分(修理部分)なので、若干の心配は残りますが、それを言ったらシリコン・シーラントでやった場合でも道理は同じなので。
まぁ、「一応の成功」と言って良いでしょう。

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「じゃあなんで部分的に接がれた?」。反省会です。
接合した部分と接がれた部分があるのは何故か。「ダメなら全部ダメになる筈」。

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あくまで「仮説」です。

シリコン材は「見た感じ」。柔らかいし、表面がフラット(非光沢)なので。雰囲気が「吸水材」のようにも見えます。例えば「伸縮性ウレタン素材」のようです。
しかして考えてみれば「ゴム」素材ですから、元々吸水どころか、優れて防水性に富みます。だからこそ「パッキン」に使われているのですね。

表面は汚れが付着すると、その汚れが電気を帯びて。表面張力を失い、水をはじかない、「あたかも」親水性素材のようになります。
ゴムやシリコーンゴムは、新しい時は水をはじきますが、しばらくするとはじかなくなりますね。
(プラスチックも同じで、洗って汚れを落とすと、再び水をはじくようになりますね。いわゆる「キュキュ」ってやつです。)

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なので、接着するときも。「ついつい親水性素材と同じ方法を取りがち」です。
つまり、「木」とか「革」とかと、同じ要領でくっ付けてしまうのです。

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「どういうこと?」。
説明書にも書いてありますし、イメージ的にも。接合する時、「強く押さえて」貼り合わせてしまうのです。

でも。
考えてみれば、接着剤だって液体です。

「溶解接合」タイプならまだしも、このタイプの接合方法は「同材化」方法です。
固化(相転移無し)に伴う原子間の電気的同化。さっき話した「汚れ」と同じです。((多)結晶化ではないので、単に「付着」している。)

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「だからどういうこと?」。
つまり、液体(接着剤)を塗っても。あまりに強く押し付ければ、「液体の膜が切れて」。「接着剤が無い状態」になってしまうのです。
実際。今回はがれた部分も、恐らくは最も強く押し付けられた部分と考えられる場所です。

この仮説から導かれる「結論」は。

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重要

シリコンの接合は、「溶着」ではなく。「充填」なので。
接合部分を少し「隙間」を開けて接合(養生)すべし。です。

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重要点を図解します。

作者「傷痕を残さないようにと、思ったのが裏目に出た・・・。」 ドール「ヘーキヘーキ、わたしアクションフィギュアだから、傷口は「勲章」よ」。作者「くっ!、涙」。
ドール「わざと傷痕付けても良いよ、キャプテン・ハーロックみたいに」 作者「わざとじゃないってあの人は、失礼なやっちゃな。」。
ドール「主語に掛かってないよ、トーチホーだもの」 作者「止めなさいって微妙な言い回しは。先生に訴えられちゃうよ」 ドール「心配ないからね」 作者「やめーい!」。

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追記PARTV 仕上げ

接着剤がはみ出た部分を処理します。
曲面の造形なので、本来はカッターやヤスリで仕上げたいところですが。当然、シリコンなので無理です。ニッパで切り取るしかありません。

ニッパはホームセンターで売っているような、一般工作用ではなく。「模型」や「手芸」用の、精密作業用のニッパの方が良いでしょう。

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ところが!
患部の周りにあった「シワ」を埋めるべく、表面に塗った接着剤が、接がれてしまいました。

「また傷口が開くのか!!」。

と、思いきや。
傷口に流し込んだ接着剤は、シッカリしていて。接がれる気配無しです・・・。

「何故だろう・・・」。

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正確な原因は解りませんが、とにかく現状から解ることは。
多用途接着剤は、亀裂には付くが、表面には付かない」。という事になります。

成形(かたどり)するときの「バリヤコート」が残っていて、これが「有機溶剤」では溶けず。
いくら洗浄しても残っていたのかも・・・。知れません(それくらいしか原因が無い?)。

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このオペ後記。
何と!。普通の「一液性シリコン」を、ホットスタッフの表面(目立たない場所)に塗ってみたところ。

接がれませんでした!」。なぜー・・・。
訳が解りませんが、とにかく。多用途接着剤とか使うより、とにかく、「普通のシリコン使うべし!」。です。

← もちろん、こんなに大きい物は要りませんが、普通のシリコンの方が良さげです。

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このオペの後記U。
実は。「全く傷痕を残さない」方法も見つけました。もちろん、患部を切り取って「再整形」ではありません。
接合で、です。
これも後程ご紹介致します。でわ。

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注意)本文中、適切な言葉が浮かばなかった部分がありまして、似たような言葉を使っております。
例えば液体が母材に「染込む」か否かの部分で、「親水・疎水」と言っておりますが。原子・分子が電気を帯びて水素結合する、いわゆる「水に溶ける」という物とは全然別の現象です。

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