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王 国 最 高 顧 問 団
ファミリアーレス・レギス
セ イ レ ー ン

ここはアラク共和国 第88空軍基地。

世界的にも珍しい、外国人傭兵部隊のみで構成される、空軍傭兵部隊基地。

最新鋭グラマンF14トムキャット戦闘機を装備し、敵国アラン王国に対し。

これまで大きな戦果を上げ続けてきた。

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ところが。

半年前から始まった、アメリカのアランに対する武器供与により、アラン空軍にもF14が配備され。

これとの戦闘により、第88基地は壊滅的打撃を被り。

またそのアラン軍の侵攻により。

いままさに、陥落の危機に瀕していた・・・。

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「ファミリアーレス・レギス セイレーン」、PARTVは。
いよいよ前々回より予告どおり、「ファミリアーレス・レギス結成式」?。と、思いきや。またまた複線ネタです。どーもすみません。

もっと後にやろうと思っていたのですが。
セラの正規軍大佐就任から、アラク共和国崩壊。そして、チヨミ放浪生活までのエピソードを公開します。

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↑ 戦闘機がセラ機一機となって、やる事が無くなってしまった整備兵たちが。
セラ撃墜王のお祝いで作ってくれたリゾート・チェア。

アランに供与された40機のF14との戦闘により。
帰還したのはセイレーン・バルナック一機のみだった。

一応、常駐予備役パイロットが十数名おり。
また、先の戦闘で脱出して生還できた者も含めれば、二十人程搭乗者が残っていたが・・・。

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これは、ある意味皮肉になるが。日頃のチヨミ・ルーセルの絶妙な部品調達により。
元々88基地は、予備機を一機も保有せずにコンディションを保っていたため。

これにより、アラク共和国空軍の兵力は、事実上セラ機一機のみとなってしまった。

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なんと、C−130ハーキュリーズ輸送機の胴体延長用ビーム材を使っています。
「キロ10ドル以上!」。恐らく世界にただひとつ。超々ジュラルミン製リゾートチェアです。
ネットは、穀物貯蔵倉庫の麻ネットです。

しかもその、頼みの綱たるセラ機も、故障により車輪が収納できなくなり。
対地支援程度ならまだしも、空中戦は不可能な状態だった。

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もともと88基地は傭兵部隊なので。「お金にならない「待機任務」は割りに合わない!」。
という事で、「待機状態が8時間以上続いたら、自動的に準待機に移行する。」という、ローカル・ルールがまぁ・・・。
黙認されておりました。

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セラはこの時既に、正規軍大佐に任命されておりましたが。
「この期に及んでの、セラに対する指揮命令系統の大幅変更は、混乱をきたす恐れがある。」という事で。

セラは未だ、今までと全く変わらない環境・規則・指揮命令系統での行軍行動を許されておりました。が・・・。

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空軍兵力が、実質的にセラ機一機のみとなってしまったアラク空軍・・・。
セラに対する待機指令は、この時点で既に400時間を越えていた。

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幸運にも。
アラン空軍パイロットは、先の戦闘で。セラ機による完膚なきまでの被害に、どうやら必要以上の恐れを抱いたらしく。
いまだ残っているはずの、十数機のアラン・トムキットは、あれ以来沈黙を保っていた。

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なので・・・。
セラは準待機に移行してもぜんぜんオーケーの筈なのだが。
まじめな彼女はなんと、バカンスを楽しみながらも、「待機状態」を保っていた。

即ち、出動指令から17分以内の、戦闘機搭乗装備状態を保っていたのだ。

セラえらーい。

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ジュバイ大佐「バルナック大佐、屋上においででしたか。」
セラ「いよいよ!出撃ですか、「その時」が来たのデスね。」

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ジュバイ「違います大佐」
ジュバイ「良く聴いて下さい。大変に重要なお話です。」

ジュバイ「アラン軍がこの基地に迫っていて、間も無くこの基地は陥落します。」
ジュバイ「私がお送りしますので、第81基地のF4戦闘機で亡命して頂きます。」

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セラ「えーーー。突っ込みどころが二点もあります。重要な。」「対地支援なら壊れた私のターキー(トムキャット)でも出来ますよぉ。」

ジュバイ「無理です。」
ジュバイ「陸上部隊の戦闘は、戦線およそ幅100キロ渡って完全な混戦状態に陥っています。」「空からの攻撃は不可能なんです。」

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セラ「でもお。」

セラ「他のパイロットの人とか、兵士の人たちが残るのに。私だけ逃げるのは。」

セラ「「ジュバイ大佐の」頼みでもできませんよお。」

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ジュバイ「バルナック大佐。ここにやって来るのはアメリカ軍ではなく、アラン軍なのです。」
ジュバイ「アメリカなら、捕虜をある程度キチンと扱ってくれるでしょうが。アラン軍兵は違います!。」

ジュバイ「バルナック大佐は女性です。何をされるか分かりません。」

ジュバイ「しかも、20機以上の敵機を撃ち落した、張本人であることが。いつバレるか分かりません。」
ジュバイ「もしバレたら、例え無抵抗であっても、その場で殺されます。」

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セラ「・・・・・。」

セラ「分かりました。ただし条件があります。」

セラ「さっきわたし。「ジュバイ大佐の頼みでも」って言いましたよね。」

ジュバイ「・・・。でしたか?。」
セラ「しかもその時、意外そうな顔しませんでした。」

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セラ「えーと・・・。どうも、これはジュバイ大佐の独断ですねぇ。」
セラ「じゃあ条件としては、ジュバイ大佐も一緒に亡命するって条件デス。」

ジュバイ「それはできません!。良いですか?。」
ジュバイ「私は、「逃亡を図ったバルナック大佐を射殺した」。という事でこの場を凌ごうとしているのです。」

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セラ「・・・・・・。」
セラ「ジュバイ大佐。」

ジュバイ「・・・。はい?。」

セラ「大佐はつくづく「嘘」が下手デスね。」

ジュバイ「・・・。嘘?。何が、ですか。」

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セラ「大佐は独断で私を亡命させようとしている。しかも、私が断ることも承知の上。」

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セラ「なぜ88のトムキャットじゃなく、81のファントムを使うか・・・。」

セラ「私が断ったら、無理やり連れ出さなければならないし。つまり。」

セラ「「自分が操縦できる」、F4ファントムで、私を連れ出そうと考えてるんですね。

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ジュバイ「・・・・・・・・・・。」

セラ「そうなって来ると・・・。でも。」
セラ「ここで大きな問題がありマス。」

セラ「大佐は祖国が滅亡したのに、自分だけ亡命して生き長らえる人ではありません。」「恐らくは、私を安全な場所に送ったら。」

セラ「自ら、自身に敵前逃亡罪を適用するでしょう。」
セラ「自殺は、しないですからね。」

ジュバイ「・・・・・・・・・・。」

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続く・・・。

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というわけで、いずれビウティで特集しましょ。
と思っておりましたところの、「ホットスタッフV2ビザールクイーン・スペシャル」を。一足お先に登場させてみました。

いきなり総論として、ほとんど完璧。
と、思っておりましたところのホットスタッフのボディー。ところがこの通常版が「オモチャ」っぽく見えてしまうほど、「凄い」です。

ほとんど芸術、写実彫刻。
実際の女体を完全再現しています。自分で撮影したこの写真を見ても、ほとんど「グラビア・アイドル写真」。

通常版がオモチャっぽく見えてしまうのですから、ファイセンに至っては、完全なるオモチャ。
「ファイセンが好き!」という人ももちろん居るかと思われますが。
自分的にはもはや、ファイセンはミクロマンと同レベルに思えるようになってしまいましたとさ・・・。

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注意) 四場のカット2からラハブ(V1後期型)に交代しています。(このページが二幕、ボーダーライン四番目です。)

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追記。

このページも、大変に軍事色(軍事肯定)が強くなったので。
現実世界を取り上げ。このページの「趣旨」に是正します。

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このページの中でセラは、「故郷に錦を飾る」という「嘘」を告白しますが。
このストーリーにはモチーフがあり。実は、現実に起こった事件を元としています。

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そのモチーフとは、アフガニスタンの「アルカーエダ兵」です。
放送大学高橋和夫教授の放送を中心に紹介させて頂きます。

← 放送大学高橋和夫教授

1978年、ソ連のアフガン侵攻に端を発します。

ソ連の侵攻にアフガニスタンは抵抗しますが、アフガニスタン軍だけでは、大国ソ連に対抗しうる筈も無く。
アメリカの支援や、他のイスラム教国からの「義勇兵」によってアフガン軍は、十年もの間抵抗を続け。

ついにはソ連を撤退に追い込みました。

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アフガニスタンからソ連が撤退し、平和が訪れ。勤めを終えた義勇兵たちは、それぞれの母国へ帰って行きますが。
一度「戦場」に身を置いたこの者達は、平和な母国に帰っても社会に馴染めませんでした

結果的にこの者たちは、アフガニスタンに舞い戻り「あまり必然性の無い抵抗運動」を始めることとなります。
必然性の無いとは、ソ連の脅威が去ったのに、という意味です。

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この抵抗運動の中で、日本で比較的有名なのが。バーミヤン遺跡爆破でしょうか。
こうして再結成された義勇兵は、目的のためと言うより。自らの立身のための戦争・戦闘に興じ続け。

ついには2001年に、同時多発テロ事件を起こすに至りました。

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「戦争はなぜ起こるのか?」。皆さんは考えた事がありますか?。
ジョセフ・シュンペータという経済学者が、「驚くべき考察」を表しています。

戦争の大半は、原因があって引き起こるのでは無く。軍隊・兵士階級が自らの立身のために起こすものなのだ。
と言うのです。

当然、「戦争原因は後付」となるわけです。
例えば大日本帝国もまさにそうでした。例えば「大東亜共栄権」は、戦争が始まってから作られた、占領地支配方針に過ぎなかったのです。

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高橋教授は、ジョセフ・シュンペータの議論を拡充し。
国家間の戦争のから更に、「兵士個人」においても、この戦闘理由が当てはまるのではないか?と提唱します。

つまり、「一度戦場を経験した者は、再び戦場に舞い戻る傾向が強い。」という事実です。

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セラのエピソードに話を戻すと。
セラは故郷エジプトには戻りませんが、もし戻ったとしても、アフガン義勇兵と同じ状況に置かれたのではないかと思うのです。

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